プレスリリース
2011年2月2日発表報道関係者各位
JPRS設立から10年でJPドメイン名の累計登録数が120万件を突破
‐汎用JPドメイン名は導入から10年で約80万件に‐
株式会社日本レジストリサービス(以下JPRS、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、本日、JPRSが登録管理を行うJPドメイン名の2011年2月1日現在の累計登録数が初めて120万件を突破し、1,202,256件となったことを発表しました。
2000年12月のJPRSの設立と、2001年2月の汎用JPドメイン名の導入から10年が経過し、この間にJPドメイン名の累計登録数は、2001年2月の24万件から約5倍の120万件へと成長しました。これは、新たに導入した汎用JPドメイン名の登録数が、JPドメイン名全体の3分の2に当たる約80万件を占めるまでに成長したことが大きく貢献しています。
汎用JPドメイン名は「○○○.jp」という分かりやすく短い形式と、組織か個人かを問わずいくつでも登録できるという特長を持ち、JPドメイン名をより多くの方々に利用していただけるようにすることを目的として導入したものです。このサービスを安定的に提供することが、JPRSに託された最初の役割であり、10年間で汎用JPドメイン名は日本のインターネット社会を支える基盤として広く普及しました。
一方で、汎用JPドメイン名の導入以前から提供している「co.jp」「ne.jp」などの属性型JPドメイン名も引き続き堅調で、登録数は40万件を越えました。特に、企業における「co.jp」ドメイン名の登録は、一部上場企業では99%以上が登録するまでになっています。(2010年8月、JPRS調べ)
これは、単に「会社の情報をWebで公開する」という初期の段階から、「ブランドのプロモーション」や「サービス、コンテンツの提供」へと進化してきたWeb活用の流れの中で、それぞれの用途に適した独自ドメイン名の活用が進んだという時代背景があると、JPRSでは考えています。
企業情報を「○○○.co.jp」のドメイン名で提供し、それとは別にブランドやサービスを訴求するWebサイトに汎用JPドメイン名を活用する、という使い方は今や一般的なものとなりました。 実際、汎用JPドメイン名は街角で見る新作映画の広告ポスターなど、多くの場面で目にすることができ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの多くのインターネットサービスのアドレスにも利用されています。
この10年間でJPドメイン名を取り巻く環境は大きく変化してきました。新しいTLDが増える中で、JPRSではJPドメイン名を選んでいただけるようサービスの改善を進めるとともに、IPv6対応やDNSSECの導入などに積極的に取り組んできました。また、インターネット運用への信頼性の要求が高まる中、JP DNSの運用拠点も、当初国内6カ所であったものを、現在では国内外26カ所に展開し、10年間、無事故、無停止の運用を続けてきています。
JPRSは、今後もネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献するため、よりよいサービスの提供に努めてまいります。
■用語解説
- *1.DNSSEC(DNS Security Extensions)
- DNSのセキュリティを向上させるための拡張方式です。DNSの応答に公開鍵暗号方式による署名を付加することで、応答を受け取った側がDNS応答の出所及び内容の正当性を検証できる仕組みです。DNS応答の偽装が検知できるようになるため、DNSキャッシュポイズニング攻撃に対する有効な解決策となります。
■株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/
ドメイン名の登録管理とドメインネームシステム(DNS)の運用を中心としたサービスを行う会社。2000年12月26日設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。
■参考URL
- JPドメイン名の累計登録数(2011/02/01現在)
http://jpinfo.jp/stats/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)広報宣伝室
TEL:03-5215-8451 FAX:03-5215-8452
e-mail:press@jprs.co.jp
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/
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