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JPRSの技術者が著者となった標準化過程(Standards Track)RFCが発行
2017/07/26
2017年7月25日(米国太平洋標準時(夏時間))、JPRSの藤原和典、慶應義塾大学/WIDE Projectの加藤朗氏、GoogleのWarren Kumari氏の共著によるRFC(RFC 8198:"Aggressive use of DNSSEC-validated Cache")が、標準化過程(Standards Track)として発行されました。
このたび発行されたRFC 8198はRFC 4035の内容を一部更新するもので、DNSSEC検証に対応したリゾルバーにおいて、キャッシュ済みのDNS応答を不在応答(*1)やワイルドカードによる応答の生成に利用することで、名前解決のパフォーマンスの向上や遅延・負荷の減少を図るものです。
- RFC 8198
https://www.ietf.org/rfc/rfc8198.txt
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*1. DNSにおいて、問い合わせが行われたドメイン名とタイプ(型)に一致するリソースレコードが存在しないことを示す応答です。
詳細はJPRS用語辞典の以下の項目をご参照ください。- JPRS用語辞典 - 不在応答(Negative Answers)
https://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0187
- JPRS用語辞典 - 不在応答(Negative Answers)
※更新履歴
2017/07/27 本文の一部を修正
2017/07/31 本文の一部を修正