プレスリリース
2006年3月15日発表
報道関係者各位
JPRSが『JPドメイン名レジストリレポート2005』を本日公開
-JP DNSの安全性への取組み、日本語JPドメイン名の普及促進など、安心して利用でき、価値の高いJPドメイン名環境の構築に注力-
JPドメイン名の登録管理及びドメインネームシステム(DNS)の運用を行う、株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS、住所:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、本日、JPドメイン名の登録管理業務に関するJPRSの2005年の年次報告書、『JPドメイン名レジストリレポート2005』を一般に公開しました。
JPRSは、2005年度も、設立以来のコンセプトであるJPドメイン名登録サービスの「信頼性」「利便性」「安定性」「経済性」の4つの柱のバランスを取りながら、それぞれをより高度なものにすることに努めてきました。特に「JP DNSの信頼性・安定性向上」と、「日本語JPドメイン名の利用環境整備と普及」を重点施策として掲げ、具体的には、それぞれ下記のような取り組みを行ないました。
(1)JP DNSの信頼性・安定性向上のための取り組み
- 一般への情報提供、注意喚起(6月)
- JPRSから該当する登録者への連絡(8月)
- 不適切なDNSサーバ設定の削除を決定(12月)
(2)日本語JPドメイン名の利用環境整備と普及のための取り組み
- 「人名辞典.jp」サイトの開設(1月)
- 「日食中継プロジェクト(http://日食中継.jp/)」への参加(4月、10月)
- 「駅街ガイド.jp」サービスの提供(12月)
さらに、JPドメイン名のレジストリとしての中期ビジョン実現のため、JPドメイン名の「信頼性」「安定性」「利便性」を十分確保したうえでの料金の低廉化に取り組み、2005年第4四半期には汎用JPドメイン名の登録更新料の改定を行ないました。また、日本語JPドメイン名の登録に関する料金に関し、指定事業者のキャンペーンへの支援を開始しました。
これらにより、2006年3月1日現在で、JPドメイン名の累計登録数は初めて80万件を突破しました。また、日本語JPドメイン名も、JPドメイン名全体の約15%(約7個に1個)を占めると共に、世界で248あるccTLD(国別ドメイン名)の国際化ドメイン名の中で、世界第2位の地位を占めるまでに成長しています。(JPRS 調べ)
2006年は、ユーザの「利便性」向上のための取り組みとして、JP DNSの更新間隔の大幅な短縮を4月から予定しています。また、インターネットのブラウザとして多くの方が利用している「INTERNET Explorer」が国際化ドメイン名に対応予定であることも踏まえ、日本語JPドメイン名のさらなる普及促進活動に注力します。「信頼性」「安定性」「経済性」の拡充についても、引き続き取り組んでいきます。
JPRSは、今後もJPドメイン名のレジストリとして、その公益性に鑑み、広くインターネットコミュニティ、社会のニーズに応えるべく、より利用しやすく価値の高いJPドメイン名環境の整備に努めてまいります。
■参考URL
- 『JPドメイン名レジストリレポート2005』公開のお知らせ(2006年3月15日公開)
http://jprs.jp/info/notice/20060315-registry-report.html - JPRSの2005年発表文書
- 「DNSサーバの不適切な管理が引き起こす脅威と対策について」
http://jprs.co.jp/topics/050629.html - 「JPRSがDNSサーバの不適切な管理による危険性解消のための取り組みを開始」
http://jprs.co.jp/press/050804.html - 「JPRSがDNSサーバの不適切な設定による危険性解消に向けた措置を実施」
http://jprs.co.jp/press/051205.html - 「DNSサーバの不適切な設定の削除とそれに伴う技術細則の改訂について」
http://jprs.jp/info/notice/200601-problematic_ns.html - 「JPRSが『人名』を用いた日本語JPドメイン名のポータルサイト『人名辞典.jp』サイト(http://人名辞典.jp/)を本日開設」
http://jprs.co.jp/press/050112.html - 「JPRS参加の『ハイブリッド日食プロジェクト』(http://日食中継.jp)で日本語JPドメイン名によるアクセス数が41万件を突破」
http://jprs.co.jp/press/050409.html - 「JPRS参加の、「ライブ!ユニバース」の金環日食中継プロジェクト(http://日食中継.jp/)で、日本語JPドメイン名によるアクセス数が約55万件を記録」
http://jprs.co.jp/press/051003.html - 「JPRSが日本語JPドメイン名の本格的利用方法を開拓」
http://jprs.co.jp/press/051215.html
- 「DNSサーバの不適切な管理が引き起こす脅威と対策について」
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)社長室広報
TEL:03-5215-8451 FAX:03-5215-8452
e-mail: press@jprs.co.jp
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1千代田ファーストビル東館13階