トピックス
JPRSが米国商務省によるコメント募集に対して意見を提出
2008年2月15日、JPRSは米国商務省電気通信情報局(DoC NTIA)が2007年11月1日に発表したコメント募集に対して、以下の通り意見を提出しました。
今回のコメント募集は、ICANNと米国商務省との契約に関する中間レビューによるもので、ICANNの実績について広くコメントを求めているものです。
JPRSは、当初より民間主導のインターネットガバナンスを強く支持し、自らもICANNの構成員であるという考えに基づいてICANNの組織化と各課題への取り組みに貢献してきました。そのような背景を持つ立場の組織として、これまでにICANNが残した実績を評価するコメントを提出しました。
コメント対象文書
DoC NTIA(電気通信情報局)発行
Docket No. 071023616-7617-01
The Continued Transition of the Technical Coordination and Management of the Internet's Domain Name and Addressing System: Midterm Review of the Joint Project Agreement
(邦題:インターネットドメイン名とアドレスシステムの技術的調整と管理の継続的移行:Joint Project Agreement(JPA)の中間レビュー)
http://www.ntia.doc.gov/ntiahome/frnotices/2007/ICANN_JPA_110207.html
コメントの募集と提出されたコメントの一覧
NTIA Seeks Public Comments Regarding Joint Project Agreement with ICANN
http://www.ntia.doc.gov/ntiahome/domainname/jpamidtermreview.html
JPRSのコメント
15 February 2008 Office of International Affairs Subject: The Continued Transition of the Technical Coordination and Management of the Internet's Domain Name and Addressing System: Midterm Review of the Joint Project Agreement Dear Ms Sene, JPRS appreciates the US Government for offering this opportunity for comments on the transition of the coordination and management of the DNS. We, JPRS (Japan Registry Services Co., Ltd.), are one of the ccTLD Sponsoring Organizations that formalized the relationship with ICANN in its earliest days. Since its inception, JPRS has supported private-sector-led Internet governance, thus contributed to organize ICANN and participated in discussions of various issues surrounding the management of the DNS. This contribution has been made based on a notion that JPRS, as well as the other community members, forms part of ICANN. JPRS gives the following comments responding to your Notice of Inquiry:
Sincerely yours, Koki Higashida |
JPRSのコメント(日本語参考訳)
2008年 2月 15日
JPRS は、DNS の技術的調整と管理の継続的移行に関しコメントする機会が提供されたことについて、米国政府に感謝する。 JPRS は、世界でいち早くICANN との契約を締結し、関係正式化を実行したccTLD スポンサ組織のひとつである。JPRS は、その設立当初より民間主導のインターネットガバナンスを強く支持し、ICANN の組織化とDNS 管理に関わる各課題への取り組みに貢献してきた。これは、JPRS が他のコミュニティと同様にICANN の構成員であるという考えに基づいたものである。 今回の意見募集に対するJPRS のコメントは以下の通りである。
JPRS は、DNS の管理責任が民間へ移行することをかねてより支持している。そして、今がJPA 終了に備えた具体的移行計画の立案開始にふさわしい時期であると信じている。 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) |
参考
- 2006年7月:JPRSが米国商務省のコメント募集に対してコメントを提出
http://jprs.co.jp/topics/060707.html