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プレスリリース

2004年2月24日発表
報道関係者各位

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)

JPRSがKRNICと「ENUM DNS」に関する覚書を締結

-「ENUM DNS」関連技術の開発と実験に関し連携することを合意-


JPドメイン名の登録管理及びドメインネームシステム(DNS)の運用を行う、株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS、住所:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、本日、Korea Network Information Center (略称KRNIC、住所:韓国ソウル市、president Kwan-Ho Song)とENUM DNSの技術開発に関する協力の覚書を締結したことを発表しました。本覚書に基づき、JPRSとKRNICはENUM DNS関連の共同技術開発、ENUM DNSの国際接続試験やアジア太平洋地域への技術普及における協力を開始します。

 「ENUM」は、電話番号を用いてインターネット上の様々な通信サービスへの統一的なアクセスを可能にするための仕組み(機構)です。現在、IETFで技術標準、ITUで各国での運用基準の制定が進められ、それに基づき、各国でENUM実現のためのトライアル(実証実験)が行われています。日本では、昨年9月にJPRSがJPNIC、WIDEとともに発起人となり「ENUMトライアルジャパン(ETJP)」を設立し、現在43会員の参加のもと、技術トライアルを行っています。またJPRSは、ENUM関連情報を提供する「ENUM Info by JPRS」サイト(http://jprs.co.jp/enum/)を今年1月に開設するなど、ENUM関連情報の公開も積極的に行っています。なお、韓国ではKRNICが中心となり、同様のトライアルを進めています。

 このような状況の中、日本と韓国それぞれの国コードドメイン名(日本は「.JP」、韓国は「.KR」)のDNSの運用を行っているJPRSとKRNICは、国際レベルでのENUMのさらなる推進がインターネットの通信サービスの発展に資するものであるとの共通認識に立ち、この度、ENUM DNS関連技術の開発における協力について合意したものです。今後、本覚書に基づき、JPRSとKRNICは、ENUM DNSの構成および運用に関する技術情報の交換と共同開発、ENUM DNSの国際相互接続実験での協力をいっそう推進します。さらに、両者が中核となり、アジア太平洋地域の各国コードドメイン名運用組織等に対し、ENUM DNS関連技術開発について同様の連携の輪を広げる活動を行っていきます。

 JPRSは、今後もJPドメイン名のレジストリとして、広くインターネットコミュニティ、社会のニーズに応えるべく、より利用しやすく価値の高いJPドメイン名環境の整備とDNSのさらなる安定運用に努めてまいります。

■株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/
JPドメイン名の登録・管理、およびドメインネームシステム(DNS)の運用を行う会社として2000年12月26日に設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。

■Korea Network Information Center(KRNIC)
http://www.nic.or.kr/
KRNICは、韓国におけるインターネットアドレス資源管理のシステムを確立し、インターネットアドレス関連組織への参加を含む、様々な国際的活動を行っています。また、韓国及び外国における統計等の情報提供や、インターネット関連のイベントを通じ、インターネットの普及に努めています。

■参考URL

ENUMトライアルジャパン(ETJP)
http://etjp.jp/
「ENUM Info by JPRS」
http://jprs.co.jp/enum/
韓国ENUM トライアル
http://www.enum.or.kr/

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)社長室広報
e-mail: press@jprs.co.jp
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/

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