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プレスリリース

2002年5月16日発表

報道関係者各位

JPRSがInternet Explorerでの日本語JPドメイン名によるWEB閲覧サービスを終了

-今後は、標準準拠の日本語ドメイン名使用環境の整備に注力-


JPドメイン名の登録・管理およびドメインネームシステムの運用を行う、株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS、住所:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、マイクロソフト社のInternet Explorerのユーザを対象に、日本語JPドメイン名を用いたWEB閲覧が可能になるサービスを、昨年8月より提供してきましたが、この度、本サービスを5月末を目処に終了することを決定いたしました。なお、日本語JPドメイン名の登録・管理およびドメインネームシステムの運用は従来どおり継続し、さらにWEBブラウザ等、日本語JPドメイン名の利用環境の推進を継続します。

本サービスは、ユーザがIE(バージョン5.0以降)のアドレスバーに直接、日本語JPドメイン名(先頭の「http://」を除いたURL)を入力することにより、所定のサイトにアクセスすることができるものでしたが、本サービスに技術を提供していた米国のRealNames社(住所:米国カリフォルニア州レッドウッド シティ市、CEO兼社長:キース・ティア)(*1)が、5月13日に営業停止を発表したことにより、JPRSも本サービスの終了を決定したものです。RealNames社の発表では、縮小された要員によりサービスを6月30日まで提供するとしていますが、JPRSはサービスの安定性保証の困難さを考慮し、期日前のサービス終了を決定いたしました。

現在、日本語JPドメイン名を含む、国際化ドメイン名に関する技術はIETF(Internet Engineering Task Force)で作業グループの検討を終え、標準化審査の最終段階にあります。審査終了後には、RFC(Request for Comments)として発行され、実質的な標準仕様が確定することになります。

JPRSでは、間もなくのRFC化を視野に入れて、日本語JPドメイン名サービス開始のための準備を進めています。さらに日本語ドメイン名協会(JDNA)(*2)等とも協力し、今後も対応アプリケーションの開発促進など、日本語JPドメイン名の、より利用しやすい環境の整備等に一層注力してまいります。

■ 参考URL
(*1)RealNames社
http://www.realnames.com/

(*2)日本語ドメイン名協会(JDNA)
http://jdna.jp/

■JPRS(株式会社日本レジストリサービス)
JPドメイン名の登録・管理、およびドメインネームシステムの運用を行う会社として2000年12月26日に設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 企画室
e-mail: press@jprs.co.jp
URL: http://jprs.co.jp/

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