委員会資料
第19回JPドメイン名諮問委員会 議事録
株式会社日本レジストリサービス 第19回JPドメイン名諮問委員会 議事録
1. 日 時: 2007年2月22日(木) 10:00 ~ 11:40
2. 場 所: 株式会社日本レジストリサービス内 会議室
東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館13F
3. 出 席 者: 後藤滋樹 委員長
松本恒雄 副委員長
飯塚久夫 委員
加藤真代 委員
加藤雄一 委員
棚橋康郎 委員
4. 同 席 者: 堀田博文 (JPRS 取締役)
濱川渡 (JPRS 管理本部長)
松丸真紀子(JPRS 企画部)
5. 次 第:
1. 開会
2. 議題
(1) 諮問書「属性型・地域型JPドメイン名での組織の合併時等における1
組織1ドメイン名の原則の適用について」への答申書
(JPRS-ADVRPT-2006001)のご確認
(2) 諮問書「JPドメイン名登録情報の公開・開示と保護に関する現状評価
について」への答申書(案)(JPRS-ADVRPT-2006002)についてのご議
論
(3) 諮問書「第4期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」へ
の答申書(JPRS-ADVRPT-2006003)のご確認および第4期JPドメイン名
諮問委員の推薦
(4) その他
3. 閉会
6. 資 料:
資料1 JPドメイン名諮問委員会委員一覧
資料2 答申書「属性型・地域型JPドメイン名での組織の合併時等における
1組織1ドメイン名の原則の適用について」(JPRS-ADVPRT-2006001)
資料3 「JPドメイン名登録情報の公開・開示と保護に関する現状評価につ
いて」の答申骨子
資料4 答申書(案)「JPドメイン名登録情報の公開・開示と保護に関する現
状評価について」(JPRS-ADVRPT-2006002)
資料5 答申書「第4期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」
(JPRS-ADVRPT-2006003)
資料6 第4期JPドメイン名諮問委員会の委員推薦について
参考資料1 諮問書JPRS-ADV-2006001
参考資料2 諮問書JPRS-ADV-2006002
参考資料3 諮問書JPRS-ADV-2006003
参考資料4 JPドメイン名諮問委員会規則
7.議 事:(◎は委員長、○は委員、●はJPRS取締役および事務局の発言)
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<開 会>
《開会の挨拶》
《出席状況の報告》
●本日は、後藤滋樹委員長、松本恒雄副委員長、飯塚久夫委員、加藤真代委員、
加藤雄一委員、棚橋康郎委員、以上6名のご出席をいただき、諮問委員会規則で
の議決定足数を満たしていることをご報告申し上げる。
本日、JPRSからは堀田博文、濱川渡、松丸真紀子が同席させていただく。
●では、議事を進めさせていただく。
<議題(1) 諮問書「属性型・地域型JPドメイン名での組織の合併時等における1組
織1ドメイン名の原則の適用について」への答申書(JPRS-ADVRPT-2006001)
のご確認>
◎昨年11月16日に開催された第18回諮問委員会のなかで、「属性型・地域型JPド
メイン名での組織の合併時等における1組織1ドメイン名の原則の適用」について、
答申骨子をご議論いただいた。その後、メールにて委員の皆様との調整を終え、
昨年2006年12月21日に答申書として確定したので、それを皆様にご確認いただき、
特にご異論が無ければ確認としたい。
◎今後の流れとしては、本答申書に基づいてJPRSにおいてサービス等の整備を進
め、次回以降の諮問委員会で、答申に対する対応をご報告いただきたい。
<議題(2) 諮問書「JPドメイン名登録情報の公開・開示と保護に関する現状評価
について」への答申書(案)(JPRS-ADVRPT-2006002)についてのご議論>
◎前回の諮問委員会の中で、「ドメイン名登録情報の公開と保護に関する議論の
動向」についてJPRSより諮問書をご提出いただき、委員の皆様にご議論いただい
た。今回、そのご議論を受けて作成した答申書(案)につき、さらにご議論いただ
き確定させたい。その内容について、事務局よりご説明いただきたい。
●前回の諮問委員会のご議論に沿って、答申骨子を事務局で作成し、委員の皆様
に送付し、ご確認をいただいた。今回は、その答申骨子に沿って、事務局が答申
書(案)をドラフトしたので、ご説明申し上げる。
[事務局より答申書(案)について説明]
資料4 答申書(案)「JPドメイン名登録情報の公開・開示と保護に関する現
状評価について」(JPRS-ADVRPT-2006002) )
○資料4の2ページの上から5パラグラフ目に、「このような事例は回避すべきで
ある」とあるが、第三者からの嫌がらせや迷惑行為を回避しようとしてもできな
いので、このようなケースが起きている。だから、「このような事例は回避され
るべきである」とした方がよいのではないか。
また、資料4の2ページの一番上のパラグラフの中にある、「インターネットの使
われ方の変化」という部分についてだが、一番大きく変化したところはインター
ネットが大衆化したことである。このあたりのニュアンスが入っているとよいと
思う。
○インターネットコミュニティは閉ざされたものではなくなり、みんなが参加す
るものになった。
○インターネットはオープンであることが大事であるが、必ずしもオープンにす
ればよいということではない。嫌がらせや迷惑行為を超えて、犯罪行為にまで及
ぶ懸念があるからである。だから、犯罪行為につながることを強調しておいた方
がよいのではないか。
○主文についてはこれでよいと思う。事前に送っていただいたものには原則公開
しないという内容であったと思うが、公開することが原則となっており、主文に
賛成する。理由に関しては、公開しないことを推奨することが良いことなのか疑
問である。
○匿名の保護を進めて何か問題があればトレース可能な状況にしておくことが今
のインターネットにおいて重要なのではないかと思う。匿名による表現の自由や
発信のメリットを生かしつつ、犯罪については抑止できるように開示請求がある
ことはよいと思う。
ドメイン名の登録者は技術的には関与しておらず、ドメイン名を使っているだけ
ということが多いと思う。そういう場合に、例えば、そこを踏み台にして攻撃を
受けているから至急連絡を取りたいという時に、ドメイン名の登録者を知ったと
ころであまり意味が無いように思える。このあたりは何か別のデータベースを調
べて連絡するのか。
●Whoisの公開連絡窓口情報は匿名にできない情報になっており、これが技術的
に誰がサーバを運用しているのかといったことがわかる情報になっている。今回
の答申書に従って、サービスを作ったとしてもこの情報は公開のままである。
また、ドメイン名の登録者も商標を侵す可能性があるので、Whoisで即時に連絡
をとるほどの緊急性はないだろうが、開示請求を行えば情報を得ることができる
ようになっている。
○公開連絡窓口情報というのはプロバイダになるのか。
●実態としては、ISPやWebのホスティングを行っている指定事業者が多い。
○自立的に解決するというインターネットの大原則はわかるが、DDoS攻撃などの
場合は、エンドユーザ、あるいはプロバイダであったとしても、その人が自立的
に解決しようとすること自体が危ない。このような場合、第三者に入ってもらう
必要がある。全体的なニュアンスとして、「自立的に解決ができるようにする」
ということを書いてもいいのかよくお考えいただきたい。
◎いただいたご意見をもとに修正をしていただき、メールで確認することにした
い。どのくらいのスケジュールで行うのか決めたい。
●一週間以内にいただいたご意見をもとに修正し、二週間以内に委員の皆様にご
確認していただき、一ヶ月後までには確定したいと考えている。
◎答申書そのものは基本的な考え方が述べられているもので、具体的にはJPRSに
おいてサービス等の整備を進め、次回以降の諮問委員会で、答申に対する対応を
ご報告いただきたい。
<議題(3) 諮問書「第4期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」へ
の答申書(JPRS-ADVRPT-2006003)のご確認および第4期JPドメイン名
諮問委員の推薦>
◎前回の委員会の中でJPRSより諮問書をご提出いただき、委員の皆様にご議論い
ただいた。その後、メールにて委員の皆様との調整を終え、本年2007年1月4日に
資料5の内容で答申書として確定したので、それを皆様にご確認いただきたい。
併せて、本答申書に基づいて、次期委員候補者について調整を進めてきた。これ
までに6名の候補者全員の名前がそろった状態となったので、推薦書ということ
で資料6にまとめているので、ご確認をお願いしたい。
資料6 第4期JPドメイン名諮問委員会の委員推薦について
○次期委員候補の唯根妙子氏は、消費者の苦情相談を受け持つと同時に、大学で
はそれに関連した研究もされているので、ご心配なくこの委員会で受け止めてい
ただきたい。
◎本件については、JPRSが本答申書および推薦書を受けて、取締役会において正
式に任命することになる。その後、JPRSと各委員候補で必要書類のやり取りを行
う手続きになる。
<議題(4) その他>
《今後の予定について》
◎来期以降の委員会については、新任の委員各位へ別途事務局よりご連絡申し上
げる。
《閉会》
◎以上をもって、第19回諮問委員会を閉会とする。
<閉会>
以上